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書籍詳細


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書名

「分鳥 一名サツ鳥」
幕末・明治浮世絵 戊辰戦争 風刺画

著者

絵師不詳
詞書:北陽山人

出版社

出版年

分類

古地図・古図版 > 浮世絵・摺物・画帖

No.

285982

冊数

1冊

言語

日本語

解説

明治元年頃(1868年頃) 竪大判錦絵 裏打ち トリミング フチヨレ 画面中央小キズ 小穴 23.5×35 cm

価格
(税込)

売切

解説文

幕末/明治元年(1868)に勃発した戊辰戦争を描いた風刺画。
鳥羽伏見の戦いに端を発した旧幕府軍と新政府軍との戦いによって関西地方が被った戦災を、「分鳥(ぶんどり)」「サツ鳥(薩長)」という怪物の出現になぞらえ、大砲や鎧兜、略奪者たちを組み合わせた「寄せ絵」として表現した興味深い一枚です。

詞書:
分鳥(ぶんどり) 一名サツ鳥
麒麟鳳凰は世に出て太平をしめすとかや 今やこの鳥は和漢の書物にも見えざる奇鳥にして名を分鳥またサツ鳥と言う
今年辰正月上旬よりこの鳥 浪花の東に来たりて はじめは火焔を四方に発し 次第に納まりて後 その羽色を見るに図のごとく嘴より首ぎわかけて兜のごとく 尾先には大砲小砲をならべしようにて 総身は鎧のかたちに似て 人これをいだきかえるの毛色あり
足先には鉄砲およびいずれも皆武器にて その鳴く声に「キキ ケッコウケッコウ」と鳴くといえり
また一羽 雌鳥ありて総身は黄金をちりばめ そのほか四文銭などおびただしくなして飛び歩くもあり
すべて二羽ともに太平をつかさどる鳥なれば 人々そのけわしきにおそれ これをくわしく見る人すくなく ゆえに今その分鳥の姿をうつして いよいよ御代太平のありがたきを知らしめんとす
応需 北陽山人戯誌

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